まだ20歳なのに実力は“カンテ級”!? ポルトガルに出現した若き守備職人

ベンフィカのF・ルイス photo/Getty Images

「リーグでも屈指のボールハンター」

今、欧州の複数ビッグクラブが熱視線を送っている若き守備的MFがポルトガルにいるのをご存知だろうか。どこからでも足が伸びてくることから、付けられた異名は“オクトパス”。ベンフィカに所属する20歳MFフロレンティーノ・ルイスだ。

現在、ACミランやマンチェスター・ユナイテッド、さらにはレアル・マドリードといった強豪がこぞって獲得に興味を示しているとされるF・ルイス。彼は中盤の底を主戦場とするディフェンシブプレイヤーで、まだ20歳でありながらも今季リーグで2番目に少ない失点数(26)を記録したベンフィカの守備陣を牽引した。ポルトガル世代別代表にも選ばれており、A代表で華々しい活躍を披露する日もそう遠くないとされる逸材だ。

そんなF・ルイスの才能をユース時代の恩師が絶賛している。ベンフィカのBチームで監督を務めるエウデル・クリストヴァン氏はこの20歳「ポルトガルリーグでも屈指のボールハンター」と称し、その能力はチェルシーに所属するMFエンゴロ・カンテにも匹敵すると次のように語った。伊『calciomercato』が伝えている。
「ティノ(F・ルイス)は中盤の最後方でフィルターをかける役割に特化した選手だね。一人でその役割を務めることもできるし、誰か他の選手と組んでミッションを遂行することもできる。素晴らしい戦術的センスを感じる選手で、ポルトガルリーグでも屈指のボールハンターだよ。守備的なトランジションが発生した際には誰よりも速く帰陣する。比較するとすればどんな選手かって? プレイスタイルとしてはチェルシーのカンテかな。でも、フィジカル的にはティノの方が優れていると私は思うよ。アジリティも彼の方が上かな」

なんとカンテに匹敵どころか、一部の能力は彼をも凌駕すると評価されたF・ルイス。実戦経験や読みなどはカンテに及ばないかもしれないものの、ポテンシャルは各方面から世界最高級の守備的MFと称される男よりも上か。“オクトパス”がワールドクラスと人々に認知される日はそう遠くないかもしれない。

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