GKジョー・ハートの転落人生 輝かしい舞台からわずか4年で未所属も……

今夏にフリーとなるジョー・ハート photo/Getty Images

現状をポジティブに捉える

苦しい時期を過ごしているバーンリーの元イングランド代表GKジョー・ハートが、胸の内を明かしている

現在33歳のハートは、地元シュルーズベリー・タウンでプロとしてのキャリアをスタートさせ、2006年にマンチェスター・シティへ加入した。2度のプレミアリーグ優勝に貢献するなど、2010-11シーズン以降はチームに欠かせない正守護神として活躍。長きにわたりチームを担っていくかと思われた。

しかし、2016年夏にジョゼップ・グアルィオラが指揮官に就任すると状況が一変。当時イングランド代表の正守護神も任されていたハートだが、ここからまさかの転落人生が始まってしまう。2016-2017シーズンはトリノへ、2017-18シーズンはウェストハムへレンタル移籍することとなり、2018年夏にバーンリーへ完全移籍。昨季前半戦はレギュラーとしてプレイしてたが、2018年12月を最後に現在まで1年半もの間リーグ戦の出場機会がない。そしてバーンリーとの契約は今年6月30日までとなっており、7月以降はフリーとなってしまうのだ。
2015-16シーズンのチャンピオンズリーグ・準決勝でレアル・マドリードと激しい戦いを披露した一戦で、マンCのゴールマウスを守っていたハート。あの輝かしい舞台からわずか4年……。誰がこのようなキャリアを予想しただろうか。本人もまったく想像していなかっただろう。ただ、ハートはこの状況をポジティブにに捉えているようだ。英『BBC』のインタビューで次のように語っている。

「プレミアリーグで18カ月間、ベンチに座らなければならなかったという事実は、私を定義したり、押し潰したりするものではない。私は自分自身が誰なのかを理解しているからね。おそらく、外から見たらパニックの時だと思っている人もいるかもしれない。でも私の心の中では、楽しむときやすべてのチャンスから見出す時だと思っているんだ」

「レアル・マドリードがクルトワを守護神の座から下ろし、彼らが私のドアを叩いて移籍させるというような幻想は持っていない。ただ、私にはまだまだやれることがある。私には私をただただ信じてくれる人が必要。そして、その思いに応えていきたいよ」

はたして、ハートは新天地を見つけることができるのか。同選手のカムバックに是非とも期待したいところだ。

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