新たにバルセロナへとやってきたストライカーが“超強気”な姿勢を見せている。その選手とは長期負傷離脱を余儀なくされたウスマン・デンベレの代役として、同クラブが2月にレガネスから緊急補強したデンマーク代表FWマルティン・ブレイスウェイトだ。
正直に言ってしまえば、ファンの多くは彼の爆発にそれほど期待していないかもしれない。前所属のレガネスでこそチームの中心として奮闘していたブレイスウェイトだが、新天地はスターの巣窟であるバルセロナ。出場機会を確保できるかどうかも怪しいと言って差し支えなく、現地では「まだバルサレベルの選手ではないのでは?」といった意見もある。期待値がそれほど高くないのが現状だ。
しかし、本人はあくまで「やるからにはエースの座を奪う」という姿勢を崩さない。『AD』に対して、ブレイスウェイトは次のように語った。
「僕はバルセロナにおいてスターターであり、トップスコアラーとなる必要がある。ここでプレイするにあたって、僕はとても多くのチャンスを得ることになるだろう。そこで多くのゴールを決め、チームとリーグでトップの得点者になることは間違いない。それこそ僕がここにいる理由だ」
「それを成し遂げるためには一生懸命トレーニングに励み、自分を信じなければならないね。僕はこれまでのキャリアで努力は報われるということを見てきた。これからはより一層努力して、それに値する報酬を得るつもりだよ。今、リーグ戦は中断となっているけれど、これは僕にとってアドバンテージになると思う。僕ほどトレーニングをしている選手は他にいないと思うね。リーグ戦が再開された時のため、心身ともに準備はできているよ」
バルセロナ攻撃陣に殴り込みをかけると表明したブレイスウェイト。しかし、それは自分が誰よりも努力しているという自負あってこそのもののようだ。言ったからにはやるしかない。自身にプレッシャーをかけるためにも彼は今回の発言に踏み切ったか。
はたして力強くバルサのトップスコアラーを目指すと宣言したブレイスウェイトは、今後カンプ・ノウでどれほどその実力を証明してくれるのだろうか。“努力の男”がメッシに挑戦状を叩きつける。
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