今冬、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチをチームに加えたことで、年明けから名門復活の雰囲気が漂っているACミラン。一時16位にまで落ちた順位も現在は7位にまで戻ってきており、このままいけば明るい未来はそう遠くないかもしれない。特にMFハカン・チャルハノールが復調の兆しを見せ、FWサム・カスティジェホやFWアンテ・レビッチが本来の力を発揮し始めた前線には期待感が溢れている。
しかし、手放しで喜ぶのはまだ早いかもしれない。未だ彼らは今季序盤戦から課題とされてきた懸念事項を完全に解決したとは言い難い状況にある。その懸念事項とはシュート決定率の低さだ。
では、今季ここまでのセリエAにおけるミランのシュート決定率はどうなっているのか。データサイト『WhoScored』によると、その数字はたったの6.5%しかないという。これは欧州5大リーグにおいてワースト3位。同スタッツで最悪の数値を記録しているSPAL(5.8%)や2位のウディネーゼ(6.2%)もセリエAのクラブであることから同リーグの守備が堅いとも言えるが、早急に解決したい問題であることに違いはない。
不調が続いていた昨年11月の第11節終了時点にも伊『calciomercato』がこのミランのシュート決定率の低さを話題としていたが、当時はそれでも7.1%。少し意外にも思うが、数字は今の方が低い。
はたして今後、ミランはこの課題をどう克服していくのだろうか。少ないチャンスをモノにする力は上位進出を狙う上で必要不可欠な要素だけに、放ってはおけない問題だ。
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