“931回”もボールを奪う男 無名から世界最高の守備的MFへと急成長した5年間

チェルシーのカンテ photo/Getty Images

2015年は誰も知らなかったが……

2015年まで誰もそのボールハンターの存在を知らなかった。中堅クラブによる安価な補強だろうと気にもしていなかったのだが、その選手は2015-16シーズンにレスター・シティで大ブレイクした。

あれから5年。当時は誰も気にしていなかったMFエンゴロ・カンテは世界最高の守備的MFの1人と呼ばれるようになった。

カンテは今月29日に29歳の誕生日を迎えたのだが、自身でもこの5年間の変化は予想していなかっただろう。
フランスのカーンからレスターにやってきたカンテは、レスターとその後移籍したチェルシーで立て続けにプレミアリーグを制覇。2018年にはフランス代表の一員としてロシアワールドカップまで制覇してみせた。

データサイト『WhoScored』はカンテの誕生日祝いに1つのデータを紹介しているが、カンテはプレミアでタックルとインターセプト合わせて931回という驚異的な数字を残している。これはカンテがレスターに加入した2015年以降ではプレミア最多の数字だ。

レアル・マドリードのカゼミロもハイレベルな守備的MFだが、今でもカンテを世界最高の守備的MFに挙げる人は多い。カンテの登場によって中盤でボールを奪取する選手の重要度に再びスポットが当たるようになったところがあり、現代サッカーに1つの革命を起こしたと言っても大袈裟ではないだろう。

チェルシーに移籍してからは攻撃面で縦への推進力も身につけており、着実に成長を続けている。今後も数年間は世界最高クラスの守備的MFの位置に君臨することになるのだろう。

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