22歳のアルゼンチン代表FWが、欧州挑戦2年目となった今季本格ブレイクを果たしている。昨夏インテルに加入したラウタロ・マルティネスだ。名門の背番号「10」を託された男は、今季ここまで公式戦24試合に出場し15ゴール3アシスト。ロメル・ルカクという新たな相棒を手に入れ、いよいよその才能を開花させた印象だ。
そんなイタリアで暴れるストライカーには、現在ステップアップの噂がある。この活躍を受けて、バルセロナやマンチェスター・シティといったクラブが彼を獲得候補にリストアップしているというのだ。特にウルグアイ代表FWルイス・スアレスが来年で33歳となるバルセロナは、同選手の後釜としてL・マルティネスを熱心に狙っていると現地で伝えられている。
しかし、L・マルティネスの中に現時点で移籍という選択肢はないようだ。同選手はアルゼンチン『TyC Sports』に対して、インテルで現在進行しているプロジェクトを放棄するつもりはないと次のように語った。
「今、僕はインテルの選手だ。ここで幸せだよ。彼らが僕のことをよく話しているというのは、今僕が正しいことをしている証拠だね。このまま調子を継続していきたいと思うよ。現状は落ち着いていて幸せだ。インテルにいることで安心感を得ているのさ」
どうやら、バルセロナ行きには興味ナシのようだ。インテルはユヴェントスとセリエA首位争いの真っ最中。これを放棄して移籍することはありえない。そんな考えか。
周囲の雑音を振り払うように残留宣言を行ったL・マルティネス。期待の若手は今後もインテルでプレイを続けることとなりそうだ。アルゼンチンが産んだ有能ストライカーはイタリアの地でさらなる高みを目指す。
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