2019-20シーズンも中盤戦に突入したが、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で日本のスピードスターが高評価を得ている。KRCヘンクに所属する日本代表FW伊東純也だ。
昨季途中にJリーグ・柏レイソルからレンタルでヘンクに加入した伊東。ベルギーでもそのスプリント力を活かして定位置を確保している。今季はここまでリーグ戦21試合に出場して2ゴール6アシスト。海を越えてもこのスピードスターは“ノリノリ”だ。初の海外挑戦となったが、今のところは順調なキャリアを築いていると言っていいだろう。
そんな伊東のパフォーマンスが評価された。地元紙『VOETBAL PRIMEUR』が企画する「ジュピラー・プロ・リーグ前半戦ベストイレブン」の右ウイング部門にこのサムライがノミネートされたのだ。今回のノミネートにあたり、同メディアは「イトウは今季のヘンクにおけるハイライトの1人。リーグ戦で2ゴール6アシストを記録している彼は、リンブルフのクラブにとって重要な存在だ」と賛辞を送っている。
なお、伊東の他に名を連ねた候補はズルテ・ワヘレムのジャンニ・ブルーノ(19試合6ゴール)、クラブ・ブルッヘのエマヌエル・デニス(15試合5ゴール1アシスト)、スタンダール・リエージュのマクシム・レスティエンヌ(19試合7ゴール3アシスト)の3名となっている。最大のライバルはここまで7ゴール3アシストのレスティエンヌか。しかし、前述の伊東の成績を見ればこの3人とは違う形でチームに貢献していることが見て取れる。ノミネートされた中でアシスト数がダントツの伊東はどう評価されるのか。大変気になるところだ。
ベルギーでも着実にその地位を高めている伊東。はたして、彼は今後どのようなキャリアを形成するのだろうか。この調子で活躍を続ければ、欧州5大リーグへ挑戦する日もそう遠くはないかもしれない。
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