“イブラヒモビッチ2世”が欧州の舞台へ スウェーデンの20歳FWにかかる期待

スウェーデン代表のイサク photo/Getty Images

スウェーデン代表はEURO本大会へ

15日にEURO2020予選第9節でルーマニア代表を2-0で撃破したスウェーデン代表は、6大会連続となるEURO本大会出場を決めた。

本大会に臨むこのチームで注目したい選手の1人が、10代の頃より同国のレジェンドFWズラタン・イブラヒモビッチと比較されてきた20歳FWアレクサンデル・イサクだ。

スウェーデン代表ではロビン・クアイソン、マルクス・ベリが構えているため、イサクはまだレギュラーポジションを確保しているわけではない。しかし今予選では継続して召集を受け、9試合全てに出場。3得点を挙げる活躍を披露した。
英『Daily Mail』もイサクに期待をかけているのだが、今季のイサクには本格的ブレイクの気配も漂う。昨季はオランダのヴィレムIIで16試合13ゴールと爆発し、その活躍から今夏にスペインのレアル・ソシエダへ移籍。

ソシエダといえばレアル・マドリードからMFマルティン・ウーデゴーがレンタル移籍しているクラブとしても話題だが、現時点で5位と好位置につけている。イサクは2得点とやや物足りないが、ここまで13試合全てに出場。リーガ・エスパニョーラの舞台でも爪痕を残しつつある。

イサクが代表デビューを果たしたのは2017年のことだが、ロシアワールドカップのメンバーには入らなかった。イサクにとってEURO2020はA代表で迎える初のビッグトーナメントでもある。来夏の本大会でどんなパフォーマンスを見せてくれるのかと期待がかかっているわけだ。

「僕は何度もズラタンと比較されてきたけど、不安はないよ。僕は僕でありたいし、ベストを尽くしたい」

イサク本人はこのようにイブラヒモビッチとの比較論を気にしていないようだが、そのスケールの大きさもあってイサクには特別な期待がかかる。今後のスウェーデンサッカー界を引っ張る逸材となる可能性もあり、ロシアワールドカップでベスト8まで進んだスウェーデン代表がEURO2020でも旋風を巻き起こしてくれることに期待したい。

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