15日に行われたアルゼンチン代表VSブラジル代表の南米2強によるビッグマッチは、FWリオネル・メッシのゴールでアルゼンチン代表が1-0の勝利を収めた。
さすがに話題はゴールを奪ったメッシに集中しているのだが、米『ESPN』はブラジルの方にも目を向けている。ブラジルといえば今夏に自国開催のコパ・アメリカ2019を制したことが記憶に新しいが、そこから満足のいく結果が出ていないのだ。
3-1でペルーを撃破したコパ・アメリカ決勝以降、ブラジルは親善試合で1つも勝てていない。コロンビア、セネガル、ナイジェリアとは引き分け、ペルーとの再戦、今回のアルゼンチン戦はどちらも0-1で落としてしまった。同メディアによれば、5試合連続で勝ちがないのは28年ぶりのことだという。
問題の1つに挙げられているのは、前線に構えるロベルト・フィルミーノへのサポート体制だ。フィルミーノはリヴァプールでも偽9番として活躍を続けており、これがリヴァプールではピタリとフィットしている。
ただ、ブラジルではサディオ・マネやモハメド・サラーほど強力に追い越していく選手が不足していると同メディアは捉えている。ウィリアンのようにワイドな位置でボールを持つことを好むプレイヤーもいるため、リヴァプールと比べてフィルミーノが孤立する傾向にある。代表でリヴァプールと同じことをするのは難しいということなのだろうか。
やはりブラジルはどこまでいってもFWネイマールが主役のチームだ。コパ・アメリカはネイマールを欠きながらも優勝を果たしたが、指揮官チッチがネイマールのコンディション完全回復を待っているのは間違いない。
レアル・マドリードで活躍する18歳FWロドリゴ・ゴエスのように、興味深い若手アタッカーは出てきている。あとは彼らをどう組織としてまとめるかだ。2022カタールワールドカップへの課題とも言えそうだが、チッチは未勝利が続く現状をどう見ているのか。
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