トップチームデビューを果たす日はそう遠くないかもしれない。U-18日本代表GK小久保玲央ブライアンが絶好のアピールの場を得た。
Jリーグ・柏レイソル下部組織出身の小久保は現在18歳。2018年1月にカタールで開催されたアルカス・インターナショナルカップでは柏U-17の一員として参加し、好セーブを連発。レアル・マドリードなど名だたるビッグクラブのユースチームが参加した同大会でベストGK賞を受賞した。これを受けて、当時準決勝で対戦したベンフィカは今年1月に同選手を獲得。以降、小久保はベンフィカのU-23チームで活動しており、今季はポルトガルのU-23リーグで3試合に出場している。
そんな日本の若きGKを含めたU-23チームの選手8名を、トップチームの練習に参加させるとベンフィカのクラブ公式サイトが伝えている。ポルトガル『A BOLA』などの現地複数メディアによると、現在ベンフィカは代表ウィークのためにチームを離れている選手が11名いる状況。そういったチーム事情もあり、小久保らU-23チームの面々はブルーノ・ラージ監督からトレーニングに招集されたようだ。
言ってしまえば、主力選手不在の間の穴埋め役としての招集かもしれない。だが、トップチームの監督に直接自身のプレイを見てもらえるという意味では、小久保にとって今回の練習参加は絶好のチャンスと捉えることもできる。ここでアピールできれば、今後のトップチームでの出場も見えてくるだろう。
特にラージ監督が指揮官を務めている間はチャンス。現在ベンフィカの正守護神を務めるているのは25歳のギリシャ代表GKオデッセアス・ヴラホディモスだが、昨季国内カップ戦でラージ監督は当時まだ19歳だったマイク・スビラーに全試合ゴールマウスを任せている。プレイの質さえ高ければ、出場に関して年齢が障害になることはないはずだ。
はたして、小久保は今回の練習参加でどれほど指揮官に自分のプレイをアピールできるか。この好機を逃す手はない。
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