早々に指揮官マルク・ファン・ボメルから信頼されたのは良かったが、今夏PSVに移籍した日本代表MF堂安律が苦戦している。
9月29日に行われたPECズヴォレ戦で1得点を記録し、続く10月3日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第2節のローゼンボリ戦で2アシストを決めたところまでは快調だったのだが、ここ最近は消化不良な展開が続いている。
ローゼンボリ戦以降も出番は与えられているが、得点もアシストも決めていない。チームの成績も振るわず、前節はユトレヒトに0-3の完敗。さらに今節はAZに0-4の大差で敗れてしまった。首位を走るアヤックスとはさらに差が広がることになり、オランダを代表する名門として許されない連敗だ。
オランダ『Voetbal Primeur』は今節の失望した選手を数名リストアップしているが、PSVからは堂安、同じく前線のブルーマ、そして大量失点を喫したGKイェルーン・ズートの3名が挙げられている。
ファン・ボメルから与えられるプレイタイムは確実に増えているのだが、同メディアも期待通りにいかなかったと低い評価だ。ユトレヒト、フェイエノールトとの両試合ではPSVに退場者が出ており、それも堂安らアタッカー陣が苦労した理由でもある。しかし、堂安が自身のポジションを確かなものとするには結果を出し続けなければならない。
チームとしても連敗から脱出する必要があり、アヤックスとの差を埋めるためには勝ち続けるしかない。堂安にとっても勝負の時が続くが、ズヴォレ戦での一撃が偶然ではなかったことを早い段階で証明したいところだ。
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