EUROで優勝狙えるチームなのか スペイン代表の中盤に厳しい指摘も

スペイン代表のサウール photo/Getty Images

スペイン紙はノルウェー戦を問題視

EURO2020予選を7試合消化し、スペイン代表はここまで6勝1分でグループFの首位に立っている。勝ち点も19点稼げており、決して悪い戦いではない。しかし、EURO2020本大会を制する力があるかどうかは微妙なところだろう。

12日にはノルウェー代表とアウェイで対戦し、1-1で引き分けた。アウェイでの引き分けは悪くない結果ではあるものの、スペイン『MARCA』は今後に不安の残るゲームだったと振り返る。問題視されているのは中盤だ。

中盤ではまだバルセロナMFセルヒオ・ブスケッツがキーマンとなっているが、ブスケッツも100%の出来とは言い難い。バルセロナでもベンチに座る機会が増えており、やや存在感が薄くなってきている。ファビアン・ルイス、ダニ・セバージョス、ロドリ、サウール・ニゲスなど若い選手も続々と代表へ入ってきているが、シャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタが支配していた時代と比較されると苦しい。
また守備でファイトできるタイプのMFが少ないことも気がかりか。同メディアは、「今のMF陣は現代フットボールの活発で力強いスタイルについていくことができていない」と厳しい指摘をしている。ノルウェー戦でも中盤を相手に自由に使われた場面があったとの評価で、MF陣のフィジカル能力は決して高くない。

ブスケッツ、DFセルヒオ・ラモスのベテラン2人が来夏の本大会を万全の状態で迎えられるかも分からず、不安なポイントも多い。EURO2020本大会で上位進出を狙う力はあるはずだが、優勝候補に挙げるべきかは意見が割れるところだろう。

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