ジネディーヌ・ジダン率いるレアル・マドリードにおいて絶対替えが利かない存在となっているのが、中盤を引き締めるMFカゼミロだ。ジダン就任後よりカゼミロは重要な存在となり、今では世界トップクラスの潰し屋MFと評価される。
カゼミロがいなければレアルの守備は脆くなってしまい、現在のレアルではカゼミロにかかる負担が非常に大きくなっている。今季もリーグ戦では第4節のレバンテ戦を除き、全てのゲームでフル出場している。チャンピオンズリーグ2試合でもフル出場しており、カゼミロはアンタッチャブルな選手の1人だ。
特に今季はジダンの手腕に疑問の目が向けられることがあり、とにかく白星を増やしていくためにもカゼミロを常時起用する必要があった。失点数を減らすためには、どうしてもカゼミロが外せないのだ。
しかし、スペイン『MARCA』はあまりに忙しすぎるのではないかと今後のコンディションを不安視している。カゼミロはブラジル代表でも主力で、今月10日のセネガル代表戦、13日のナイジェリア代表戦の両方でフル出場を果たしている。どちらも親善試合なのだが、カゼミロはフル稼働する格好となった。
レアルは今月26日にアウェイでバルセロナとの直接対決をおこなう予定となっており、同メディアはそれまでにカゼミロを少しでも休ませるべきと考えている。代表マッチウィーク明けの19日マジョルカ戦、22日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節ガラタサライ戦のどちらかでカゼミロに休養を与えたい。
とはいえ、チャンピオンズリーグはここまで1分1敗と結果が出ていない。これ以上勝ち点を落とすことは許されず、ガラタサライ戦にはフルメンバーで臨みたい。21歳のフェデリコ・バルベルデの守備が評価されてきているのは大きいが、まだカゼミロの代わりを完璧に務めるのは難しいだろう。ジダンも悩むだろうが、中盤の柱であるカゼミロにどのタイミングで休養を与えるかも今季の重要な課題の1つと言えそうだ。
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