ユーヴェの“黄金トリオ”に待った 忘れてはならない超高速の左足ドリブラー

ユヴェントスのドウグラス・コスタ photo/Getty Images

サッリは彼らをどう使うのか

クリスティアーノ・ロナウド、ゴンサロ・イグアイン、そして復活の10番パウロ・ディバラの活躍でインテルを撃破し、セリエAで首位に立ったユヴェントス。この攻撃トリオは実に豪華で、連携を深めれば黄金トリオとなるかもしれない。しかし、その前にもう1人の実力者を忘れてはならない。

その選手とは、ハムストリングの負傷からの回復が迫る快速FWドウグラス・コスタだ。コスタは今季開幕から2試合連続で先発出場し、第2節のナポリ戦では2アシストを記録している。圧倒的なスピードを活かした突破は迫力十分で、これはディバラやイグアインとは異なるクオリティだ。

問題は、今のユヴェントスにどう組み込むかだ。コスタを起用するにはウイングのポジションを作る必要があり、トップ下を配する[4-3-1-2]のシステムではコスタを活かすのが難しくなる。
とはいえ、ここ最近アピールに成功しているディバラの能力を活かすには中央起用がベストだ。ウイングを置く[4-3-3]で戦う場合、ディバラが得意とする中央のポジションが消えてしまう。何とも贅沢な悩みだが、ユヴェントスはどの形で戦うのが理想なのか。

伊『TuttoSport』によると、マウリツィオ・サッリもディバラとコスタの共存へ向けたテストをしていく考えだという。今季2人が揃って先発したことは1度もなく、サッリとしては頭が痛いだろう。

他にも中盤の新戦力であるアーロン・ラムジー、アドリエン・ラビオの2人をどう起用していくかも考える必要がある。ワールドクラスの実力者が揃いすぎているため、上手くコントロールしていかなければ不満が噴出する恐れがある。代表マッチウィークの期間中にサッリも様々なプランを練るはずだが、かなり難しい作業となるだろう。

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