CLファイナリストどうした トッテナムのサイクルは終わりへ向かうのか 

苦戦するトッテナム photo/Getty Images

昨季の粘り強さはどこへ

昨季チャンピオンズリーグ決勝まで駒を進めたトッテナムがおかしい。クラブとして成長したことを昨季証明したはずなのだが、今季は開幕から結果が出ていないのだ。

リーグ戦では2勝2分2敗と鈍いスタートで、すでに首位リヴァプールとは勝ち点差が10も離れてしまった。この現状を英『Daily Mail』も心配しており、時間をかけて成長してきたトッテナムが崩れてしまう恐れがある。

今夏には司令塔のクリスティアン・エリクセンが移籍を希望していたが、エリクセンとクラブの契約は今季終了後に切れる。さらにDFトビー・アルデルヴァイレルトの契約も今季限りで、このまま2人が退団する場合は来夏に資金を投じて穴埋めに動かなければならない。2人の穴はかなり大きなものとなるはずだ。

またエースのハリー・ケインのことも同メディアは気にかけている。ケインはトッテナム愛を貫いてきたが、さすがに全くタイトルと縁がないキャリアを送るのは避けたいだろう。今季このままペースが上がらずタイトルの可能性すら感じないシーズンとなった場合、ケインがトッテナムでモチベーションを高めるのは難しくなるかもしれない。

「チームの方向性、チームのサイクルの終わりに近づいているのではないかとの感覚が選手の不安となっている」と同メディアは伝えているが、今のトッテナムは何かが狂ってしまっている。今夏にはタンギー・エンドンベレら期待の新戦力も加えており、昨季から間違いなくレベルアップしているはず。しかし、それが結果に繋がっていない。

チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節ではオリンピアコスと2-2で引き分けてしまったが、10月1日には第2節で強敵バイエルンとの戦いが予定されている。2試合で白星なしというスタートは絶対に避けたいところで、昨季準優勝チームとしての意地を見せなければならない。もう1度粘り強さを取り戻せるのか、サポーターも現状に不安を抱えていることだろう。

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