クリスティアーノ・ロナウドの穴を埋めるべく昨季から得点ペースを急激に上げているレアル・マドリード FWカリム・ベンゼマには、スペイン『MARCA』も「クリスティアーノ・ロナウド・モードになった」と称賛している。
ただ、真のクリスティアーノ・ロナウド・モードになるには足りないものがある。ビッグマッチでの結果だ。得点ペースが上がっているのは事実だが、リーグ戦では上位陣相手になかなか結果を出せていないのだ。
スペイン『as』が問題視しているが、昨季ベンゼマはリーグ戦で21得点と十分な結果を残している。しかしバルセロナ、アトレティコ・マドリード、バレンシア、セビージャ、ヘタフェの上位6チーム相手には1得点しか奪えなかった。しかもバルセロナには2敗、アトレティコとヘタフェとは1勝1分、バレンシアとセビージャには1勝1敗と、トップ6相手には勝ち点を取りこぼしている。エースが爆発していれば、結果が変わったゲームもいくつかあったはず。
大舞台で結果を残すことが今のベンゼマに求められているもので、22日にはセビージャ、28日にはアトレティコとのゲームが控えている。ここで爆発することができれば、ベンゼマは真のクリスティアーノ・ロナウド・モードと認められるようになるだろう。
チームとしてもここで勝ち点を落とすことは許されず、セビージャ戦とアトレティコ戦の結果次第では指揮官ジネディーヌ・ジダンの立場も危うくなってくる。まだ序盤戦だが、レアルは早くも正念場を迎えている。
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