ジネディーヌ・ジダンの下でチャンピオンズリーグを3連覇したレアル・マドリードに何が起きたというのか。リーグ戦でも不安定な戦いが続き、18日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節ではパリ・サンジェルマンにあっさりと0-3で敗れてしまった。
英『sky SPORTS』は問題がどこにあるのか探っているが、1つは今夏に獲得した新戦力がまだチームにフィットしていない。同メディアは新たな環境への適応に苦しむ若手と、足が重くなったように見えるベテラン選手がブレンドしたものが今のレアルと表現しているが、これは実に的確な表現と言えるのではないだろうか。
トニ・クロースやルカ・モドリッチ、セルヒオ・ラモス、マルセロなど近年のチームを支えてきたベテランたちもどこか元気がなく、昨季からパフォーマンスは怪しかった。運動量の部分で相手チームに敗れてしまうケースも目立ち、相手の攻撃陣を確実に潰すことができていない。
今回のパリ戦のようにあっさりと失点するケースも多く、何とレアルは2019年に入ってからクリーンシートがたったの6試合しかない。昨夏からクリスティアーノ・ロナウドの穴埋め問題ばかりが取り上げられてきたが、問題を抱えているのは守備の方だ。
同メディアは中盤のダニ・セバージョス、マルコス・ジョレンテを今夏に手放した判断にも疑問を抱いており、中盤は完全な人手不足と言っていい。成功を収めたチームに手を加えるのは難しいと言われるが、チャンピオンズリーグ3連覇を果たしたレアルも世代交代に失敗してしまったのかもしれない。
ジダンもどこから手をつければいいのか分からなくなっているように見えるが、早い段階で答えを見つけられるのか。レアル再建は想像以上に難しい仕事となっている。
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