「1、2回電話してきた」 セスクが明かす若き日の“ビッグオファー”

過去に受けたオファーを明かしたセスク photo/Getty Images

2度にわたってラブコールを受けたと明かす

かつてアーセナルやバルセロナなどで活躍したモナコの元スペイン代表MFセスク・ファブレガス。バルセロナ時代こそ大きなインパクトを残せなかった彼だが、アーセナル在籍時にはリーグ屈指の名手として世界にその名を轟かせていた。そんな若かりし頃の彼を獲得せんと、当時あるビッグクラブが動いていたという。

それは“白い巨人”ことレアル・マドリードだ。スペイン『as』によると、レアルはセスクがまだ18歳だった時と23歳の時の2度にわたって獲得オファーを提示したという。当時のことを本人が次のように語っている。

「レアルは僕に1、2回電話してきたよ。最初は僕がとても若い時期だったね。まだ18歳だった。彼らは魅力的な給料を提示してきたけど、僕はアーセナルに残りたいと感じたんだ。(アーセン・)ヴェンゲルは僕に期待していたんだ。アーセナルを去ることなんてできなかったよ。レアルが僕を評価してくれたことには感謝しているけどね」
「そして23歳の時。僕はふくらはぎの怪我を負っていたんだけど、レアルは再び良い条件のオファーを提示してきたんだ。また興味を持ってもらえて嬉しかったけど、その頃の僕はバルセロナでのプレイを夢見ていた。それがレアル移籍を断った理由だよ」

セスクはアーセナルへの恩義やバルセロナへの憧れから、2度にわたるレアルからのラブコールを拒否したようだ。一度レアルへ移籍してしまえばバルセロナ復帰は険しい道のりとなる。当時のセスクはさぞ葛藤したことだろう。

その後、念願のバルセロナ復帰を果たしたセスクだが、はたして彼がレアルに行っていたらどんなキャリアとなっていたのか。もしかすると今頃、バルセロナ下部組織出身のレジェンドがレアルに誕生していたかもしれない。

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