亡き母へ捧げるゴール…… 愛媛FC・主将の「スーパーな2分間」

昨季に続いて今季も愛媛のキャプテンを務める西田 photo/Getty Images

母のパワーで1年以上ぶりの得点

愛媛FCは25日、明治安田生命J2リーグ第29節で大宮アルディージャをホームへ迎え入れた。28分に決めた山瀬功治のゴールを皮切りに、圧巻のゴーッラッシュを披露。愛媛は90分間で大量5ゴールを奪い、5-1で大宮を撃破している。

この一戦で、後半アディショナルタイムに途中出場を果たした愛媛のキャプテンを務めるFW西田剛。ピッチに立った時間はわずかだったが、出場直後に藤本佳希とのワンツーで抜け出し、ゴールネットを揺らした。昨年6月に行われた町田ゼルビア戦以来、1年以上ぶりとなる得点ということもあり、ゴール後に喜びを爆発させていた同選手だが、このゴールには様々な想いが込められていたようだ。試合翌日に自身の公式ブログを更新した西田は「スーパーな2分間」というタイトルで、次のように綴っている。

まず「昨日の試合も応援ありがとうございました。連敗は何がなんでもしたくない状況の中、大宮相手に素晴らしい勝利を収める事が出来た事を嬉しく思ってます。そして、お待たせし過ぎました久々の剛る(ゴール)。この剛る(ゴール)は自分の中でとても感慨深い剛る(ゴール)となりました。もしかしたら皆さんにとってもそうなったかな?」と書き始めると、「実は今年の5月25日、俺を産んで愛情たっぷり育ててくれた母が病気で亡くなりました。65歳でした」と明かした。

そして「母は生きるか死ぬかで苦しんでる、そんな姿を間近で見てきて、俺が元気を与えなければいけない立場でありながら結局母から逆にもっと俺こんなんでへこたれたらあかんなぁって与えられる。正直息子ながらビックリするくらい強い母でした」などと母との思い出を綴った西田は、先週のオフに母のお墓参りへ行き、母と今後の飛躍を約束してきたという。

そんな中で迎えたのが大宮戦だ。「母が亡くなってから月命日でもあった昨日の大宮戦。出場時間約2分。剛る(ゴール)。『お母さん、早速パワーを送ってくれたんだね、マジありがとう、なになに俺が墓参り来るの待ってたん?笑』そんな風に思いました。本音は生きてる間に見せてやりたかったけど、笑顔が素敵な母だったので、きっと満面の笑みで喜んでくれてるよね? 1つそういう形に出来たのは本当に良かったなぁって思います!」と振り返っている。愛する母のためにも、西田は残りの試合で一つでも多くのゴールを天国へ届けることができるのか。今後の活躍にも注目だ。

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