[MIXゾーン]FC東京に待つ優勝への試練 主将・東、前代未聞“敵地8連戦”への想い 

主将としてFC東京を牽引する東慶悟 photo/Getty Images

「僕たちが活躍しないとチームは良くならない」

現在首位のFC東京は17日、明治安田生命J1リーグ第23節でサンフレッチェ広島とホームで対戦した。61分に先制点を許すと、その後反撃を試みるもゴールを奪い返すことができず、0-1で敗戦。連勝は「3」でストップし、2位鹿島アントラーズとの勝ち点差は「4」まで縮まっている。

この試合で75分までプレイし、広島相手に奮闘したFC東京のキャプテンであるMF東慶悟が、試合後のインタビューに応じてくれた。

まず「我慢比べの試合で先制点を取られて、非常に厳しい試合でしたけど、次に繋がる試合だったと思います。ポジティブに捉えて、来週からアウェイ8連戦が待っているので、いいコンディションで迎えられるようにしたいです」と語った東。広島戦を「いつも通り変わらずに入ったんですけど、やっぱり我慢するところしっかり我慢しないと。失点してしまうと厳しくなるので、そこらへんはもう一度改善しないとけない。いいところが続いていたので、もっともっとメリハリを持ってプレイできればいいなと思いますけど、負けているからといって全てが悪いわけではないです。しっかりいいところもあったし、まだまだ試合はいっぱいあるので、首位をキープしていきたいです」と振り返っている。
さらに「僕自身も体が動かなくてバテバテというところもあったし、永井(謙佑)選手もそうですし……」と満足のいくプレイができなかったことに悔しさをにじませつつも「ただやっぱり、僕たちが活躍しないとチームは良くなっていかないと思う。そういう部分で解決する部分もあると思うし、そういう意味ではもっともっといいコンディションで試合をできるように、またいい練習をするというのを心がければチームも変わっていく。その辺をしっかりやっていきたいと思います」と今後の飛躍を誓った。

また、失点のシーンについては「それを言い出すをキリがないんですけど……。試合というのはこういった細かい部分だったり、ちょっとした部分で勝敗を分ける。それで僕たちも勝ってきた試合もいくつかあるんで、それが今日また学べたと思う。今後はこういった試合がないようにしたいですし、先ほども言いましたけど、『勝敗は細かい一歩』だったり、『こうやっておけば』ということが多々あるので、それを少しでもなくして、これからの試合をやっていければいいなと思います」と明かしている。

そして次節からは、優勝への試練とも言える前代未聞のアウェイ8連戦が続く。東は「本当に力になっていますし、首位にいるっていうのはサポーターの皆さんのおかげだと思っているので、アウェイですけどここから8連戦も少しでも多くのサポーターに来てもらいたい。また首位で帰ってこれるようにチームも気を引き締めてやっていきたいなと思います。相手を気にしていてもどうしようもないんで、僕たちが毎試合毎試合何ができるかというところを考えてプレイしているので、今日できなかった部分というのを反省して、またそれを次に活かすというのを毎試合続けていった結果、最後1位でいられるようにしたいです」と意気込みを述べている。

やはり今季ここまで献身的なプレイでチームを牽引してきた東の活躍は、FC東京の勝利に必須だ。広島戦の反省を活かし、このまま首位を突っ走ることができるのか。

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