現地時間11日に行われたプレミアリーグ第1節でチェルシー相手に4-0と大勝をおさめたマンチェスター・ユナイテッド。昨季は失意のシーズンとなった彼らだが、この勝利で新たなシーズンに希望を見出すことができただろう。しかし試合後、歓喜の輪にかつてマンUでの輝かしい未来が約束されていたはずの男の姿はなかった。
その人物はFWアレクシス・サンチェス。2018年1月にマンUへやって来た彼は、いまだにその真価をオールド・トラッフォードで発揮できていない。加入してから18カ月でわずか5ゴール。今ではバルセロナやアーセナル在籍時に見せていた輝きを失ってしまっている。
しかし、そんなサンチェスにいまだ期待を寄せるクラブOBがいる。ルイ・サハ氏だ。『bwin』のインタビューに応じた同氏は、彼がまだマンUで輝ける可能性があると次のように語った。
「サンチェスの不甲斐ない姿は本当に謎だ。でも再びリズムを取り戻すことができれば、彼はひとりでマンUをトップ4へ導くだけの力を持っているよ。そして、スールシャールは彼をミダス・タッチ(黄金色の花)のような状態へ戻すのにはうってつけな男だ」
「私はサンチェスがベストを取り戻すため、舞台裏で一生懸命努力していると信じている。彼はすべてのフラストレーションをトレーニングに注ぎ込み、元気を取り戻さないといけない。選手時代、スールシャールは常にフラストレーションを感じていた。そして、それをすべてトレーニングにぶつけていたんだ。彼が選手として成し遂げたことは誰もが知るところだろう。スールシャールは彼が手本とするべき最高のモデルだね。サンチェスが再び自信を取り戻すことを私は願っているよ」
サハ氏はサンチェスのことを、「手に触れたもの全てを黄金に変えてしまう」という伝説の残るミダス王が触れたことに由来する名前の花にたとえている。サンチェスからしてみれば、スールシャールがミダス王と言ったところか。はたして、このチリ代表FWはマンUでかつての輝きを取り戻すことができるのか。ミダス・タッチならぬ“スールシャール・タッチ”という花が咲く日をファンは待ちわびている。
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