現在無所属の状態が続いている元フランス代表DFパトリス・エブラが、現役引退を表明した。
現在38歳のエブラは、これまでモナコやマンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントスなどで活躍。2006年から8年半にわたってプレイしたマンU時代には、欧州制覇やプレミアリーグの3連覇など数々のタイトル獲得に貢献し、黄金時代を築き上げた。また2014年からプレイしたユヴェントスでも、イタリア常勝軍団の礎を作り上げ、2014-15にはチャンピオンズリーグでチームを決勝の舞台へ導いていた。
そして、エブラにとって転機となってしまったのが、2017年のマルセイユ移籍だ。加入直後からチームの主力としてプレイし、ゲームキャプテンを任されることもあったが、同年11月に行われたギマランエス戦(ヨーロッパリーグ)で、試合前にサポーターへカンフーキックを見舞う事件を起こしてしまう。この件を受けてマルセイユはエブラとの契約を解除した。フリーとなったエブラは2018年2月にウエストハムへ5ヶ月間の短期契約で加入するも、思うような出場機会を得られず、シーズン終了後に退団。1年以上も無所属となっていた。
そんなエブラが現役から退くことを決断した。仏『FOOT MERCATO』など複数のメディアによると、「私の選手キャリアは正式に終了した」との声明を発表。さらに「2013年にUEFA B コーチングライセンスのトレーニングを開始しているが、これからはそれを終えて、UEFA A ライセンスにも合格したいと考えている。全てがうまくいけば、1年半でチームを指揮することができる準備ができると思う」と、今後は指導者を目指すこと明らかにしたという。
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