再度共闘するベテランをプッシュ
2018-19シーズン、バイエルン・ミュンヘンの最終ラインを中心として支えたのはニクラス・ズーレだった。昨季加入した23歳は、もはやバイエルンにとって必要不可欠な存在。ドイツ代表でも定位置を確保しており、今では「ブンデスリーガ最高のCB」との呼び声も高い。
しかし、それに異を唱える選手が1人。ドルトムントのキャプテンを務めるマルコ・ロイスだ。独『Sport Bild』によると、ロイスは「ズーレとフンメルス、どちらがドイツ最高のCBか」と問われ、来季からドルトムントに復帰するフンメルスをチョイスし次のように語った。
「どちらも優秀なセンターバックだ。もしかすると、ニクラスの方がもう少し速いかもしれないけど、マッツは攻守両面において“良い眼”を持っているよ。(再び同僚となった)マッツには多くのことを望んでいる。チームに確かなパーソナリティを持った何人かの選手がいれば、それは常に僕らを助けることになるだろう」
ズーレのことを称賛しつつも、ロイスはフンメルスの戦術眼を高く評価している。フンメルスも30歳を迎えたが、鋭い読みや相手の急所を突くパスはいまだに健在。CBに必要な要素は身体能力だけではないとロイスは主張している。
はたして、再度ドルトムントの選手としてシグナル・イドゥナ・パルクに帰還したフンメルスは来季どれほどのパフォーマンスを見せてくれるのか。これまで培ってきた経験を存分に活かして躍動してほしいところだ。