なぜ現役バリバリの“イタリア代表FW”が中国へ? 移籍理由は……

上海申花へ移籍したエル・シャーラウィ photo/Getty Images

人生を変えるためのチャレンジ

ローマから上海申花へ移籍したイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィが、移籍理由や意気込みなどについて語った。

現在26歳のエル・シャーラウィはジェノアでプロとしてのキャリアをスターさせると、ミランやモナコなどを経て、2016年1月にローマへ移籍した。怪我などの影響もあり、2013-14シーズンから数シーズン苦しい戦いを強いられてきたが、ローマで完全復活。昨季もチームが不振に陥る中、リーグ戦28試合に出場して11ゴール5アシストを記録し、チーム内得点王となる活躍を見せていた。ローマ再建のキーマンのひとりとされ、新シーズンも活躍が期待されたが、今夏の移籍市場で中国行きが急浮上。一度はオファーを断ったとの報道があったが、エル・シャーラウィは最終的に「移籍」を選択した。

まだ26歳と若く、イタリア代表としてもプレイするエル・シャーラウィの中国行きの決断に、疑問の声も少なくない。そんな中、伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューに応じた同選手は今回の移籍について「僕はここ(中国)で暮らしたことのある何人かの選手に話を聞いた。そして、素晴らしいと感じたんだ。僕にとっても同じような経験になって欲しいね。上海申花を選択したのは、僕の人生を変えたかったのさ。だからこのチャレンジと向き合うことを決めた」と説明した。
そして「僕はこの異なる世界に良さを感じているし、すぐにチームを助けたい。休暇中にもトレーニングはしていたから、すぐにコンディションは良くなるだろう。フィジカルもいい感じだし、準備はできているよ」と述べている。はたして、エル・シャーラウィは中国で輝きを放つことができるのか。

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