2015年大会はベスト4で激戦
2011年の女子ワールドカップでは優勝を果たし、続く2015年大会では準優勝に輝くなど、日本のなでしこジャパンは世界の舞台で見事な結果を残してきた。そのベースには女子サッカー界ではトップレベルとも言える正確な技術があり、日本のパスワークに世界が振り回されていた。
しかし、そんな時代にも変化が訪れている。日本は19日にワールドカップ・グループステージ第3節でイングランド代表と対戦するが、今ではイングランドもポゼッションを1つのテーマに戦っているのだ。
イングランドといえば、前回大会の準決勝で日本が対戦した相手だ。当時日本もかなり苦戦したのだが、ポゼッション率は日本が58%となっている。試合の方は後半アディショナルタイムにイングランドのオウンゴールで日本が勝利する結果となり、イングランドは相当悔しい思いをしたことだろう。
英『Daily Mail』によると、イングランドはマンチェスター・シティのサッカーも参考にしながらボールを大事にするサッカーを志してきたという。同メディアは「ロングボールは忘れた」と取り上げており、ここまでの2試合もポゼッション率は高くなっている。
第1戦目のスコットランド戦は60%、第2戦のアルゼンチン戦は76%ものポゼッション率を記録している。イングランドは今回の日本戦でもボールを大事にしたサッカーを仕掛けてくるはずで、第3戦目とはいえ4年前のリベンジを狙って戦ってくるだろう。4年前とは異なる戦いとなるはずで、日本も注意が必要だ。