戦術ボードを叩いたり興奮抑えきれず
ハンド疑惑があったり、終盤のゴールがオフサイドで取り消されたりと、17日に行われたマンチェスター・シティとトッテナムのチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグは歴史に残る激戦だった。
最後に勝利を手にしたのはトッテナムで、優勝候補マンCを撃破したのはサプライズと言っていい。トッテナムのベスト4入りは1961-62シーズン以来のことで、選手やサポーターにとって特別な一夜になったのは間違いない。
興奮していたのは指揮官マウリシオ・ポチェッティーノも同じだ。試合終盤までは感情を抑えて落ち着いた素振りを見せていたが、VARでマンCのゴールが取り消されたあたりからは感情が爆発。試合終了の笛が鳴った瞬間には雄叫びを上げてコーチ陣と抱き合っていた。
その興奮はドレッシングルームに戻ってからも終わらなかった。SNS上ではポチェッティーノとトッテナムの選手がドレッシングルームで勝利を喜ぶ映像が紹介されているが、ポチェッティーノのテンションが高い。アトレティコ・マドリード指揮官ディエゴ・シメオネがユヴェントス戦で見せたのと同じような股間を強調するセレブレーションをしたかと思えば、戦術ボードをバンバン叩いたりと最高の雰囲気だ。
選手たちも負傷により途中交代したムサ・シソコの名前を叫んだりしながら大盛り上がりで、ポチェッティーノ率いるトッテナムはついにクラブの歴史を開いた。ベスト4の相手はサプライズ軍団アヤックスだが、ここまでくれば頂点を目指したいだろう。トッテナムの士気は最高潮だ。