日本に敗れたコロンビアは初戦に弱すぎる W杯ファーストゲームを落とすのは過去6試合で5度目

また初戦を落としてしまったコロンビア photo/Getty Images

データ的には日本勝利もサプライズじゃない?

コロンビア国民は初戦の日本代表戦で確実に勝ち点3を稼げると踏んでいたのではないだろうか。4年前に4-1で勝利しているのだから、そう甘く見積もるのも無理はない。しかし、試合は誰も予想しない形でスタートした。試合開始早々にコロンビアはカルロス・サンチェスがペナルティエリア内でハンドを犯してPKを献上。しかもレッドカードで一発退場となった。このPKを香川真司が決めて日本が先制した。

コロンビア版『MARCA』は、「想像し得る中で最悪のスタート」と振り返っており、まさに悪夢との表現がふさわしい。さらに同メディアは退場者が出たあとの指揮官ホセ・ペケルマンの動きも鈍かったと指摘。31分にはファン・クアドラードを下げてウィルマール・バリオスを投入したが、ここまでの動きが遅かったと考えられている。

ただし、同メディアは意外にも焦っていない。実はコロンビアは過去6度出場したワールドカップのうち初戦を黒星でスタートしたケースが5回もあるのだ。初戦で勝利を収めたのは前回大会でギリシャ代表を3‐0で撃破したのが初めてだった。
1962年大会はウルグアイ代表に1-2、1990年大会はユーゴスラビア代表に0-1、1994年大会はルーマニア代表に1-3、1998年大会は同じくルーマニア代表に0-1、そして今回の日本戦で5度目だ。そのうちグループを突破したのは1990年イタリア大会のみだ。

セネガル代表、ポーランド代表に勝てばいいと同メディアは楽観的で、過去のデータと比較すると日本に敗れたことも衝撃的な事態ではなかったのかもしれない。

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