17歳で大きな注目集める
現在イングランドで最も注目を集めている若手選手がフラムのMFライアン・セセニョンだ。左サイドバックからウイングまでこなし、ガレス・ベイル二世とも言われる逸材だ。まだ17歳の選手だが、すでに国内のビッグクラブが目をつけている。
ベイル二世と言われるだけあってベイルと比較される機会が多いが、英『Squawka』が似たストーリーと感じているのがエヴァートンFWテオ・ウォルコットだ。ウォルコットといえばサッカー界No.1と言われるほどのスピードを持つ選手で、16歳の時にサウサンプトンの選手としてプロデビュー。若いうちから注目されていたという点においてセセニョンと同じだ。
また当時サウサンプトンは今のフラムと同じプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部相当)に所属しており、そこでウォルコットはデビューシーズンの2005-06シーズンに23試合5得点を記録している。セセニョンも同じ16歳だった昨季はフラムで30試合7得点と似た数字を残している。
しかもウォルコットは2006ドイツワールドカップでイングランド代表メンバーにも選ばれており、驚くほどの出世スピードだった。当時はイングランド国内のメディアからNEXTウェイン・ルーニーとまで言われたほどだ。プレイスタイルはまるで異なるが、若い時から結果を出していたという点で同じだ。同メディアはセセニョンもすでにA代表にふさわしい逸材と認めており、ウォルコットが出てきた時とインパクトは似ている。
残念ながらウォルコットはそこから思うようなキャリアを描けなかったのだが、セセニョンはどこまで伸びるのか。ロシアワールドカップのメンバーに召集されることはなかったが、4年後には間違いなく主役となっていることだろう。