ライバルの試合数が多ければ多いほどプラスに
今季のセリエAもナポリとユヴェントスの一騎打ちになっており、現在はナポリが勝ち点69で首位、1試合消化が少ない2位ユヴェントスが勝ち点65だ。ユヴェントスは先日のアタランタ戦が雪の影響で延期となったため、現状はナポリと勝ち点差が4離れている。しかし両チームは連勝を続けており、ユヴェントスも最後に敗れたのは11月19日のサンプドリア戦のことだ。ナポリも1つ取りこぼせば一気に逆転されてしまう恐れがある。
そのナポリについて元イタリア代表監督マルチェロ・リッピは、ユヴェントスがチャンピオンズリーグで上位まで勝ち進むよう応援すべきとの考えを示している。伊『Gazzetta dello Sport』によると、リッピはユヴェントスが複数のコンペティションを戦っていることがナポリのリーグ制覇へプラスになると考えており、リーグ戦に集中する環境を作らせるべきではないと語っている。
「セリエAのタイトツレースは一騎打ちでエキサイティングだね。両チームとも勝ち続けているが、ナポリのサポーターはユヴェントスがトッテナムに勝つよう応援すべきだよ。もしユーヴェがチャンピオンズリーグから姿を消せば、彼らはセリエAに全神経を注ぐだろうからね」
ナポリはすでにヨーロッパリーグでも敗退しており、リーグ戦1本に集中できる。ユヴェントスは決勝トーナメント1回戦1stレグでトッテナムと2-2で引き分けており、こちらは行方が全く分からない互角の戦いだ。ナポリサポーターはいつでもユヴェントスが敗れることを期待しているだろうが、今回はトッテナムに勝つよう全力で応援すべきかもしれない。