ACLでまたしても勝利を逃した柏 下平監督「はらわたが煮えくり返るくらい悔しい。ただ……」

選手たちへ指示を飛ばす下平監督 photo/Getty Images

悲観的になっても仕方ない

柏レイソルは20日、AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第2節で天津権健(中国)をホームへ迎え入れた。後半の頭にクリスティアーノが均衡を破ったが、終盤に追いつかれ、柏と天津権健の一戦は1-1のドロー。2点差をひっくり返された開幕節の逆転負けに続いて、柏はまたしても勝利を逃す悔しい結果となった。

試合後、インタビューに応じた柏の下平隆宏監督は天津権健戦を「非常に良い試合の入り方をして、前半は決定機を何度も作りながらなかなか決められなかった。後半に入ってもチャンスは作り続け、クリスティアーノがいい先制点を挙げた。ゲームとしては非常にいい内容からいい得点を奪えて、このままゲームを終わらせられれば良かったが、こういう状況で追加点が奪えないと最後に何か事故が起きる可能性が十分あるのがサッカー。その事故が起こって追いつかれてしまった」と振り返った。クラブの公式サイトが伝えている。

そして「はらわたが煮えくり返るくらい悔しい。選手もそうだと思うが、下を向きたくなる心境ではある」と率直な感想を述べた上で「しかしゲーム後に選手にも話したが、誰かのせいにしたり何かのせいにしたり、悲観的になっても仕方ない。内容的には自分たちが目指しているものをしっかり発揮してくれた。運もあるが、本当に最後のところだと思う。自分たちが何もできずに一方的にやられたわけではない。最後の仕上げのところをチーム全体で共有して精度を高めていくという作業になる。そこにしっかり向き合って、すぐJリーグが始まるので、引きずらずに開幕に向かっていきたい」と今後の意気込みなどを明かしている。
勝利は逃したものの、内容を考えればポジティブな面も多く見られた。柏はきっちり気持ちを切り替え、Jリーグ開幕節では今季初白星を手にすることができるのか。

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