なぜチェルシーは自分たちで育てた選手を使わない? クラウチ獲得説に疑問も「なぜローンから戻さないのか」

スウォンジーにレンタル移籍しているアブラハム photo/Getty Images

チェルシーの下部組織は優秀だが……

アルバロ・モラタの得点ペースが落ち、バックアッパーFWミッチー・バチュアイも100%信頼できない状態のチェルシーは、今冬に新たなFW獲得へ動いている。ウェストハムFWアンディ・キャロルやストーク・シティFWピーター・クラウチの名前も浮上するなど、ターゲットマンとなる選手を中心に名前が挙がっている。

しかし、元マンチェスター・ユナイテッドDFリオ・ファーディナンド氏は疑問を抱いている。チェルシーが自分たちの下部組織で育てた選手にチャンスを与えないことについてだ。英『METRO』によると、同氏はバチュアイに代わるFWを求めるならスウォンジーにレンタル移籍させているタミー・アブラハムを呼び戻す方が得策ではないかとの見方を示している。20歳のアブラハムはチェルシーの下部組織出身の選手で、昨季はプレミア・チャンピオンシップのブリストル・シティにレンタル移籍していた。そこで26得点を記録しており、今季はスウォンジーにレンタル移籍して4得点を挙げている。

「キャロルは怪我をしているようだし、クラウチは何年も優れた選手だったが今はキャリアの終わりに向かっている。チェルシーには上背もあってリーチも長いアブラハムがいる。ターゲットマンとして配することができるだろう。恐らく彼はフィットするはずだが、なぜローンから戻さないのか?」
ファーディナンド氏はこのような疑問を口にしており、自分たちで育てた選手ではなく外部から連れてこようとするやり方に納得していない。バチュアイ獲得には3300万ポンドかかっているが、アブラハムや昨夏リヴァプールに放出したドミニク・ソランケにチャンスを与えていれば費用を抑えることができた。チェルシーの下部組織は優秀と評判だが、ファーディナンド氏はそれを活かせないクラブに不満を抱いている。今回も他クラブの選手を狙うのではなく、若手にバックアッパーとしてチャンスを与えるべきなのかもしれない。

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