17日に行われたブンデスリーガ第25節で日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクでインゴルシュタットと対戦した。ひざを打撲した香川は出場が危ぶまれていたが、前節ヘルタ・ベルリン戦に続いて2試合連続で先発起用された。
3位ドルトムントと17位インゴルシュタットによる一戦。試合が動いたのは14分、香川の縦パスから決定機が生まれた。ハーフウェイライン付近でボールを受けた香川は、相手DFに身体を当てながら反転し、ディフェンスラインの裏へ抜け出したMFマルツェル・シュメルツァーにスルーパスを供給する。抜け出したシュメルツァーがゴール前にクロスを送り込むと、ピエール=エメリク・オバメヤンがニアサイドで合わせて先制に成功した。オバメヤンはブンデス得点ランクでトップの23得点目をマークした。
だがその後、試合は停滞。ドルトムントは連戦の疲れからか攻め込むもゴールを奪えず。一方のインゴルシュタットは、同点ゴールを目指してドルトムントのゴール前まで攻め入りチャンスを作り出すも決定力を欠き、そのまま1−0で試合を終えた。ドルトムントはこの結果、トーマス・トゥヘル監督就任以降、ホームでの無敗を32試合に伸ばしてクラブ記録を更新している。
[3−4−2−1]の2列目で先発起用された香川は、公式戦3試合続けてフル出場。過密日程でチームがパフォーマンスを落とすなか、好調さが際立った。この日28歳の誕生日を迎えた香川は、バースデイゴールを奪えなかったが、良い状態でインターナショナルマッチウィークに突入し、日本代表チームに合流することになる。
[メンバー]
ドルトムント:ビュルキ、ラファエル・ゲレイロ(→ヴァイグル 56)、ソクラティス、ピシュチェク、ギンター、シュメルツァー、ドゥルム、プリシッチ(→シュールレ 77)、香川真司、カストロ(→メリーノ 83)、オバメヤン
インゴルシュタット:ハンセン、ブレジュリ、ズットナー、ティセラン、ハデルジョナイ、マティプ、モラレス(→ヒンテルゼーア 90)、キッテル(→グロス 75)、コヘン(→ムルトハウプ 83)、レッキー、レスカノ
[スコア]
ドルトムント 1−0 インゴルシュタット
[得点者]
ドルトムント:オバメヤン(14)