昨季のレスターに戻ったかのような戦い サポーターがMOMに選んだのはバーディではなく”Newカンテ”

リヴァプールを3-1で撃破

リヴァプールを3-1で撃破

リヴァプールを撃破したレスター photo/Getty Images

27日にホームでリヴァプールと対戦したレスター・シティは、ジェイミー・バーディの2得点などで3-1の勝利を収めた。この試合のレスターはいつもより高い位置からアグレッシブに守備を仕掛け、どこかプレイに迷いがないようにも感じられた。先発メンバー、システムも優勝した昨季とほとんど同じものを採用し、初心に帰ったかのような戦い方だった。先発した岡崎慎司も試合開始からフルスロットルで動き回り、後半24分にはベンチに下がる。その13分後にはリヤド・マフレズもベンチに下がっており、交代策まで昨季と同じような流れになっていた。

しかし昨季と同じレスターだと感じることができたのは、中盤でウィルフレッド・エンディディが見事な働きを見せたからだろう。今季のレスターはエンゴロ・カンテ不足と言われてきたが、エンディディはカンテを思わせるようなボール奪取を披露。何度も中盤で相手を潰し、味方のカウンターに繋げていた。地元紙『Leicester Mercury』もエンディディについて、「タックルに勝ち続け、レスター加入後1番のパフォーマンスだった」と称えている。

それはサポーターも同じだ。この試合ではエースのバーディが2得点を挙げたが、サポーターが選ぶMOMではエンディディが最も多い42%の票を獲得している。エンディディの守備の働きをサポーターが認めた証と言えるだろう。
3月にはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグのセビージャ戦も控えているが、今日の戦いができればミラクルを起こせそうな気配もある。昨季を思わせるアグレッシブなスタイルを取り戻せるのか。今回のリヴァプール戦を復活の1歩にしたいところだ。

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