メッシが13歳でバルセロナへの移籍を決めた紙ナプキンの契約書が競売へ 

家族とともに写る若き日のメッシ photo/Getty Images

全ての伝説の始まり

リオネル・メッシのコアなファンであれば知らない人はいないだろう。アルゼンチンからバルセロナの下部組織ラ・マシアに移籍したメッシの物語はレストランで紙ナプキンを契約書代わりにしてサインしたところから始まっている。現在、インテル・マイアミで活躍するメッシは、ヨーロッパでの傑出したキャリアを、バルセロナのレジェンドとして、またスポーツ界史上最高のプレイヤーの一人としてその地位を確立した。

その全ての伝説の始まりと言える青いインクでサインされたオリジナルの紙ナプキンが、8日に個人所有の国際オークションハウスボナムズで競売にかけられ、 競売開始直後に22万ポンドの値が付いたという。『Reuters』が伝えている。

ボナムズ・ニューヨークの美術書・写本部門責任者イアン・エーリング氏は「これは私がこれまで扱った中で最もスリリングな品物のひとつだ」と語った。
「紙ナプキンだけど、リオネル・メッシのキャリアの始まりにあった有名なナプキンなんだ。メッシの人生を変え、FCバルセロナの未来を変え、世界中の何十億ものファンにサッカーの最も輝かしい瞬間のいくつかを与えることに貢献した」

メッシのバルセロナへの道は、メッシが地元のニューウェルズ・オールド・ボーイズで12歳の時にプレイしていた頃、バルセロナがそのポテンシャルを見込んだことから始まっている。バルセロナがアルゼンチンでメッシをスカウトした後、メッシと父親はトライアルのためにバルセロナに飛んだ。父親は当時のバルセロナのスポーツディレクターであるカルレス・レシャック氏とバルセロナの移籍アドバイザーであるジョゼップ・ミンゲラ氏に会った。その後、メッシをバルセロナに引き合わせたアルゼンチン人の代理人オラシオ・ガッジョーリ氏とともに全ての関係者が署名し、その日の夜、当時のクラブ会長ジョアン・ガスパール氏がメッシの移籍を認める公式書簡に署名したとされている。

16.5×16.5cmのナプキンには「2000年12月14日、バルセロナにて、ミンゲラ氏とオラシオ氏の立ち会いのもと、FCバルセロナのスポーツディレクターであるカルレス・レシャックは、彼の責任のもと、反対意見があろうとも、合意した金額を守ることを条件に、リオネル・メッシとの契約に合意する」と書かれている。

ファンであれば一度はお目にかかりたい逸品にはどのような値段が付けられるのだろうか。


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