フランクフルトの守備は激しすぎ? ブンデス最多の58枚のイエローと5枚のレッドを独紙も問題視

警告受ける機会多く

警告受ける機会多く

フランクフルト率いるニコ・コバチ photo/Getty Images

今季からニコ・コバチが指揮を執っているフランクフルトは、リベロに長谷部誠を起用する策もヒットして安定感ある守備網を築いている。ニコ・コバチ自身もチームの成功には安定した守備が欠かせないと語っており、フランクフルトの好調が堅守に支えられているのは間違いない。しかし、守備が激しいためかカードトラブルが目立つ。

0-2で敗れた18日のインゴルシュタット戦では、相手選手の脇腹付近を蹴ってしまったとの判定でダビド・アブラハムが一発退場。さらに続くヘルタ・ベルリン戦でもハリス・セフェロビッチが相手選手の顔をはたいて一発退場の処分を受けている。チームも0-2で敗れており、少しばかりチームは不安な状態にある。

独『Kicker』もフランクフルトがカードをもらう機会が多いことを伝えているが、フランクフルトはここまでリーグ戦で58枚ものイエローカードを受けている。1試合平均は2・6枚となっており、これはリーグ最多の数字だ。イエローカードの数が50を超えているのは日本代表FW大迫勇也も所属するケルン(51枚)とフランクフルトのみだ。
さらにフランクフルトはレッドカードも5枚受けており、こちらもリーグ最多だ。カードをもらう数が多いとなれば、当然累積警告などで選手が試合に出場できなくなる可能性がある。インゴルシュタット戦でレッドカードの判定を受けたアブラハムは最終ラインを支える主力の1人だったが、2試合の出場停止処分を受けてしまっている。

タイトな守備で相手に自由を与えないことは大切だが、カードトラブルでベストメンバーが組めなくなるのは問題だ。今季は欧州カップ戦の出場権を獲得できる可能性もあるが、そのためには守備のやり方をもう1度考え直す必要があるかもしれない。

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