フランクフルトは堂安律の得点力をもっと引き出すべし 独メディアも期待をかける攻撃的な起用法「彼には相手を圧倒できるだけの個人技がある」

フランクフルトでプレイする堂安 photo/Getty Images

クラブのクロシェSDも信頼を寄せる

14日に行われたガーナ代表とのキリンチャレンジカップでもゴールを記録し、日本代表の勝利に貢献したMF堂安律。ガーナ戦でも得意の右サイドからカットインしての技ありシュートだったが、所属するフランクフルトでも代表マッチウィーク前のマインツ戦でスーパーゴールを決めたばかり。

マインツ戦では右サイドから相手DF2人をかわして決勝ゴールを奪っていたが、フランクフルトは堂安の攻撃性をもっと引き出すべきだろう。

独『Bild』は今季序盤のフランクフルトが堂安を守備に走らせすぎていたと指摘していて、この代表マッチウィーク明けからは攻撃的に起用していくことを求めている。

「堂安が第2節以降ゴールを奪えていなかったのは、監督(トップメラー)にも責任の一端があることは自覚しているだろう。チームの失点の多さから、フランクフルトは堂安を右サイドで守備的に起用するしかなかったのだ。そうした膨大な仕事量にも関わらず、堂安は不満を漏らすことなく守備の仕事をこなしてきた。代わりに攻撃面では選択肢がかなり限られることになり、加えてドルトムント戦ではシュートがバーに当たる不運もあった」

フランクフルトのマルクス・クロシェSDも「監督は現状に対応するしかない。失点が多いなら、理想のアプローチを変える必要もある。これは現実的で正しい判断だ。我々は4バックでプレイし、攻撃的な選手を増やしたいと考えている。しかしあの時はチームの守備を安定させる必要があり、それは達成された。堂安の役割については何度も話し合ってきたし、マインツ戦では再び高い位置でプレイすることになった。それが狙いであり、彼には相手を圧倒できるだけの個人技がある」と語っている。

同メディアは堂安の攻撃センスについて、「マルムシュとエキティケの退団以来、フランクフルトでは稀少な存在になっている」と伝えていて、中盤戦からはブンデスリーガでのゴール量産に期待がかかる。フライブルクでプレイしていた昨季はリーグ戦で二桁10ゴールを奪っていただけに、今季も二桁得点継続が目標の1つとなるだろう。



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