序盤の“鬼スケジュール”を消化したアーセナル、難所の連続で勝ち点「13」は上出来だったか「優勝への期待が明確に」

今季は分厚いスカッドで戦うアーセナル Photo/Getty Images

ニューカッスルにアウェイで勝ったのは大きい

プレミアリーグ第6節、アーセナルはニューカッスルとアウェイで対戦し、2-1と勝利を収めた。前半にニック・ヴォルテマーデのヘディングで失点するも、後半84分にミケル・メリーノが同点弾。アディショナルタイムにはコーナーキックからガブリエウ・マガリャンイスが劇的な勝ち越しゴールを決め、ニューカッスルを下している。

開幕以降、アーセナルは難所が続く厳しいスケジュールをこなしていた。開幕戦はオールド・トラッフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦、第3節はアンフィールドでのリヴァプール戦、そして第6節はセント・ジェームズ・パークでのニューカッスル戦だ。第5節はホームだったがマンチェスター・シティ戦もこなしている。

リヴァプール戦は敗北、シティ戦は1-1のドローだったが、このスケジュールをこなして勝ち点「13」の2位につけることができたのは上出来だったと言っていいかもしれない。特にニューカッスル戦に勝利できたのは大きく、『football.london』は「優勝への期待が明確になった」「アルネ・スロット監督率いるリヴァプールは土曜日にクリスタル・パレスに敗れており、この週末は優勝争いにおいて重要な節目になる可能性がある」と報じた。

ここからもCLリーグフェーズを含む過密日程が続くが、11月末のトッテナム戦までいわゆる「BIG6」との対戦はない。一方リヴァプールは次節がチェルシー戦、11月に入るとアウェイでのマンチェスター・シティ戦が待ち構えており、勝ち点を落とす公算が高くなってくる。

序盤で難所をいくつか消化したことはシーズン後半に向けて有利に働く可能性があり、10月、11月のゲームで順調に勝ち点を積んでいくことができればリヴァプールにプレッシャーをかけることができる。勝ち点差は「2」となっているため、リヴァプールは1つのドローで順位をひっくり返されることになる。

怪我人が多いものの分厚いスカッドがそれをカバーしており、今のところアーセナルに失速する要素は少ない。いよいよリーグ優勝に向けて、アーセナルの視界は開けてきたと言っていいか。



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