田中碧所属リーズはダニ・ファルケ体制でプレミアを戦うのは難しいか 0-5大敗で早くも厳しい目

リーズ指揮官ファルケ Photo/Getty Images

ファルケ・ボールが実践できない

開幕戦でエヴァートン相手に1-0と勝利し、良いスタートを切ったかと思われた昇格組のリーズ・ユナイテッド。しかし第2節ではアーセナルのホームで0-5と大敗を喫してしまい、プレミアリーグの洗礼を受けた。

この大敗で、早くもリーズ指揮官ダニエル・ファルケに対し厳しい指摘が飛んでいる。元マンチェスター・ユナイテッドのガリー・ネビル氏は、アウェイ戦での戦術構築にはもっと工夫が必要だと述べた。『Leeds Live』が伝えている。

「リーズはアウェイでもっと良い戦い方を見つけないといけないと思う。彼らは守備に徹しているが、攻勢に出る唯一の方法はアーセナルを突破することだ。エミレーツに来て、あのスタイルは通用しない。彼らにはパスを繋げる選手がいないし、ダイレクトパスも通用しない。前線にはジェイムズ、ニョント、ピルーがいるが、彼らにダイレクトパスを繋ぐのは通用しない」

リーズはバックラインとフロントラインの連携がうまくいっておらず、ショートパスを繋ぐことも、ロングパスをチャンスに繋げることもできていなかった。ファルケ監督は「より実用的なアプローチに切り替えた」と試合後に説明したが、前線が効果的にロングボールを収めるシーンはほとんどなかった。

『The Times』では、リーズがアーセナルのコーナーキックから失点してしまったのを受け「ファルケ監督は昨年のプレミアリーグをほとんど見ていなかったようだ」と指摘。昨季プレミアを見ていた人なら誰もが知っているアーセナルの作戦に、まんまと引っかかってしまったと報じた。

積極的にパスを繋いでいくことが信条のファルケ監督のサッカーだが、アーセナルのようなレベルのプレッシングを前にすると無効化されてしまい、かといって急造のロングボール戦術も通用しない。かつてノリッジを率いた際にも結果を出せず解任されていたファルケ監督。シーズン開始前にも退任の憶測が飛んでいたが、やはりプレミアリーグレベルでは通用しないのだろうか。


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