昨季8位だったミランがいきなりセリエA優勝候補となる? 名将アッレグリにかかる期待「スクデットを争えるか。答えはほぼYes」

ミランはプレシーズンマッチでリヴァプールに勝利 photo/Getty Images

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移籍市場での動きもまずまず

昨季のセリエAは屈辱的な8位で終えたミランだが、今季は一気に優勝候補となるかもしれない。そう期待をかけるのは、伊『Gazzetta dello Sport』だ。

ミランは今夏にマッシミリアーノ・アッレグリが指揮官に復帰しており、セリエAでの経験値は抜群だ。アッレグリの手腕、そして今夏の市場での動きから、同メディアはミランにスクデットを狙う力があると感じているのだ。

「ミランはスクデットを争えるか。答えはほぼYesとなる。ほぼYesという我々の見解は、2つの理由からだ。アッレグリの復帰、そして移籍市場だ。今夏のアジアツアーでのアーセナル戦、リヴァプール戦を見た限り、アッレグリは結果重視の姿勢を見せるだろう。まずは守備を固め、カウンターアタックを多用してくると予想される。これはセリエAにフィットしやすい戦い方だ。アッレグリが言うように、スクデットは失点の少ないチームが獲得する傾向にあるからだ」
「アッレグリは今夏のアーセナル戦で5バックに近い3-5-1-1のようなシステムを採用していた。2006年のワールドカップを制したアズーリのように、まずは失点を防ぐというアプローチで動いているのだ。移籍市場ではリーグ屈指のMFであるラインデルスを失ったが、フォファナとロフタス・チークは残留。そこにモドリッチ、ヤシャリ、リッチが加入しており、万全の5人組と言える。今やミランの中盤はインテルやナポリに匹敵するレベルにある。昨季王者ナポリの方が1枚上手かもしれないが、ナポリはチャンピオンズリーグの戦いがある。ミランはリーグに集中できるため、選手層の差はあまり感じないだろう」

「攻撃陣ではマンチェスター・ユナイテッドのホイルンドがターゲットになっており、サンティアゴ・ヒメネス、プリシッチ、レオンも合わせればスクデットへ迫れるはずだ。レオンのスピードはアッレグリの下でより活かせるだろう」

あくまでプレシーズンマッチではあるが、ミランはリヴァプールに4-2で勝利している。アッレグリの戦術がフィットするならば面白い展開となるかもしれないが、8位からのスクデットはあり得るだろうか。



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