ハイセン獲得もまだCBが欲しいレアル 約2500万ポンドの予算で狙うのは25歳フランス代表

フランス代表でも戦うコナテ Photo/Getty Images

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揺れる去就

リヴァプールの主力CBイブラヒマ・コナテに対し、レアル・マドリードが移籍金として約2520万ポンド(約48億円)を用意していると『Defensa Central』が報じた。現行契約が2026年夏で満了を迎える中、リヴァプールとの延長交渉は難航しており、クラブは売却を余儀なくされる可能性があるようだ。

レアルはトレント・アレクサンダー・アーノルドの獲得合意に達し、さらにボーンマスからCBディーン・ハイセンを引き抜くなど、すでに動きを見せている。そして今度は25歳のフランス代表CBに照準を合わせている。

コナテは今季公式戦41試合に出場し、2ゴール2アシストを記録。フィジカルとスピードを兼ね備えたそのプレイスタイルは高く評価されており、キリアン・ムバッペも2024年6月の『Ouest-France』のインタビューで「ピッチ内では絶対に邪魔したくない野獣だが、ピッチ外では最高で非常に陽気でフレンドリーな男だ」と称賛していた。
リヴァプールは昨季終了時点で大型契約を提示できなかったとされ、今季の活躍を経て交渉が一層難航。『TBR Football』のグレアム・ベイリー記者によれば、「このまま契約延長が見込めない場合、クラブは売却を選ぶ可能性が高い」という。さらに「クラブが移籍を拒否した場合は、アレクサンダー・アーノルドと同様の事態が再来する」と懸念を示している。

マドリード側はウィリアム・サリバへのオファーが通らないことを踏まえ、コナテ、クリスティアン・ロメロ、ヨレル・ハトを現実的な候補と見ている。フロレンティーノ・ペレス会長も「もう1枚のCB補強には前向き」で、最大2520万ポンドの資金提供を承認済みと報道されている。

加えて、コナテにはパリ・サンジェルマンやバイエルン・ミュンヘンといった欧州の強豪も興味を示しており、今夏の去就は注目の的となることは間違いない。リヴァプールが守備の要をつなぎとめることができるのか、それとも“売却”という苦渋の決断を下すのか。動向から目が離せない。

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