メッツ千賀滉大がDバックス戦に先発し4勝目 序盤に四球でピンチの連続も守備に助けられ無失点、防御率1.16は山本に次ぐ2位

制球に苦しんだが粘投した千賀 photo/Getty Images

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4回以降は立ち直った

ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が日本時間8日、敵地で行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板。6回を投げ2安打無失点、4三振、5四球の内容で今季4勝目を挙げた。

千賀はこの日、序盤に制球が定まらず、苦しい展開が続いたが、味方の好プレイなどに助けられ耐えた。

初回は先頭のコービン・キャロルにいきなり四球を与えてしまうと、1死とした後に味方捕手がキャロルの盗塁を防ぎ、千賀を助ける。続く3番ペイビン・スミスにも四球を与え、不安定ながらも後続はきっちり抑え、無失点で切り抜けることには成功する。
2回もまだ修正がうまくいかない千賀。先頭の5番エウヘニオ・スアレスに四球。1死後、7番アレク・トーマスには甘く入ったストレートを捉えられ、左中間を破られる長打を許す。ここもあわや先制点を献上という場面だったが、味方の中継プレイによって一走のスアレスを本塁で刺殺と助けられる。今度は2死二塁から暴投で三進を許したものの、最後は8番ティム・タワをお化けフォークで空振り三振に斬って落としピンチを切り抜けた。

3回もまだ冴えない投球が続く。コントロールが定まらず2者連続四球でいきなり無死一、二塁のピンチ。するとここでも2番ヘラルド・ペルドモのバントを処理で捕手が二走を三塁で刺殺する好プレイを見せる。千賀は続く打者をなんとか二ゴロ併殺に打ち取って、この試合最大のピンチを無失点で終えた。

ここまで苦しんだ千賀だったが、4回、5回は一転して好投。いずれもスライダーやお化けフォークを投げ分け、テンポ良く打ち取って3者凡退。そして6回は、一塁線へのヒット性の当たりの際に千賀がベースカバーに入らないミスで内野安打にしてしまう場面があったものの、後続を3人で抑えて無失点。89球を投げた千賀はこの回で降板となった。

メッツ打線は6回にソトの中越え6号ソロで先制すると、その後9回まで毎回得点。7-1で快勝した。千賀の防御率はロサンゼルス・ドジャースの山本由伸に次ぐリーグ2位の1.16とした。

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