レアル戦“裏MOTM”か 主力の穴埋めにとどまらぬ活躍見せたポーランド人CBに賞賛集まる

ルイス・スケリー(手前)と勝利を喜び合うキヴィオル Photo/Getty Images

ここにきて安定の活躍を披露

UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ、アーセナルはレアル・マドリードに敵地で2-1と勝利。合計スコアを5-1とし、セミファイナル進出を決めた。

マン・オブ・ザ・マッチはMFデクラン・ライス。直接FKを2発叩き込んだ1stレグに続いての選出となり、中盤を制圧するなど大きな存在感を見せ勝利に貢献している。

しかし、裏MOTMともいうべき活躍を見せた選手もいる。主力CBのガブリエウ・マガリャンイスの負傷により出場機会をつかんだDFヤクブ・キヴィオルだ。

キヴィオルは1stレグの序盤では硬さがみられ、いくつかタッチミスなどを犯していたが、すぐに落ち着きを取り戻すと3-0の勝利に貢献。そして2ndレグでもしっかりと体を張り、混戦のなか頭でGKダビド・ラジャにボールを戻すなど冷静なプレイを披露している。

英メディアでもキヴィオルのプレイに賞賛が集まった。『THE Sun』は「彼に疑念を抱く者もいるが、今回以降そうならないことは確かだ」「ポーランド人はここ数試合、特にこの大一番の2試合ではほぼ完璧なプレイを見せている。(ウィリアム・)サリバとガブリエウのコンビを崩すことができなかったため、今夏の移籍が噂されているが、(ミケル・)アルテタ監督は考え直すかもしれない」と評点「8」を与えた。

また『football.london』は「ラジャはポーランド人CBに問題はないと断言し、彼を全面的に信頼していた。欧州王者を相手に彼は冷静沈着で知的、かつ力強いプレイを見せた。まさに夢のようなプレイだった」と、ライスに並ぶチームトップタイの「9」を与えている。

決して目立たないが、安定感あふれる素晴らしいプレイを披露したキヴィオル。シーズン序盤から怪我人の多さに悩まされてきたアーセナルのバックラインのなかで出場機会を確保できていなかった同選手だったが、このようなバックアッパーを擁していたことが結果的に大きくものを言った。



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