佐々木朗希、メジャー全球団が争奪戦に参加か!? 25歳ルールにより、実質は選手側からの逆ドラフトと米紙が注目

自己最速165kmの速球を投げる佐々木 photo/Getty Images

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佐々木の生い立ちも紹介

ロッテマリーンズの佐々木朗希が、メジャーを目指すと発表して以降、その去就が注目されている。

『Sports Illustrated』も彼に注目するメディアの一つで、この23歳の右腕を天才投手と称賛し、写真付きで紹介している。

その記事では、佐々木が子供の頃からメジャーリーグでプレイすることを夢見ていたことや、岩手県陸前高田市で育った生い立ちも書かれており、東日本大震災では父と祖父母を亡くした辛い過去があったものの、野球に打ち込むことで慰めを得たという秘話も記載している。
移籍交渉の行方については、一部で報道されていたドジャースとの密約疑惑を代理人のジョエル・ウルフ氏が否定している事実を取り上げ、「本人はただメジャーでプレイしたいだけで、特定のチームに念頭を置いているわけではない」と実際に語った言葉も掲載した。

そして、そんな佐々木の移籍について最も注目すべき点は「25歳ルール」だろう。MLBでは、海外の25歳未満の選手と契約する場合、契約金や年俸など込みで、年間500万ドル程度に制限され、マイナー契約からスタートしなければならない決まりがある。

佐々木としては、夢のメジャーで1年でも早くプレイしたいという本音があるのだろう。そして例えマイナー契約を結んでも、大谷翔平のように開幕時にメジャー登録40人のうちに選出されればいいわけだ。実力からしたら夢の実現は十分可能であるから何の問題もない。だが当然ロッテとしては、超一流投手だけにあと2年待てば高額な移籍金を手にできたはず。やむなく本人の意向を尊重し、ポスティングを許可したことが窺える。

また同メディアは、この才能豊かなピッチャーを格安で獲得できるため、間違いなくメジャー全30球団が争奪戦に参加することを予想。そして球団の待遇次第では、どの球団でも彼を獲得できる可能性があり、実質は佐々木からの「逆ドラフト」とも書いている。

果たして、佐々木はどの球団と契約をかわすのか、今後の彼の動向から目が離せない。

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