やはりファン・ダイクこそプレミア史上最高のセンターバック? ハーランド、ムバッペをも抑える弱点無き番人

リヴァプールの守備を束ねるファン・ダイク photo/Getty Images

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何でも出来るところが史上最高の理由

先日行われたプレミアリーグ第14節ではニューカッスルに3失点を許して3-3のドロー決着となったが、首位を走るリヴァプールの守備は安定している。ここまで11失点はリーグ最少だ。

その守備を束ねるのは、今季もDFフィルジル・ファン・ダイクだ。イブラヒマ・コナテ、若いジャレル・クアンサーなど試合によって相棒が変わることもあるが、ファン・ダイクは誰とでも合わせられる。

データサイト『WhoScored』は改めてファン・ダイクこそプレミアリーグ史上最高のセンターバックだと主張する。マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド、ネマニャ・ビディッチ、チェルシーのジョン・テリー、アーセナルのソル・キャンベルなど他にも優れたDFはいたが、ファン・ダイクは彼らをも上回っていると言えるか。リヴァプールではプレミアリーグ、チャンピオンズリーグを制するなどタイトルもきっちりと獲得しており、このあたりの実績も申し分ない。
同サイトがファン・ダイクを史上最高と評価するのは、センターバックとして何でも出来るからだ。

「彼はハイラインでも、低い位置にブロックを作った形でもプレイできる。スペースを埋める動きも上手く、空中戦も強い。FWとの1対1でも優位に立てる。ソン・フンミン、ハーランド、ムバッペといった選手たちとの戦いでも彼は勝利を収めている」

ファン・ダイクに関しては、リヴァプールで長く活躍したジェイミー・キャラガー氏も絶賛する。キャラガー氏もファン・ダイクをプレミア最高のセンターバックにプッシュする人物の1人だ。

「プレミアで見た中で最高のセンターバックだよ。彼が来る前は、ジョン・テリーが最高と言っていたんだ。ただ、ファン・ダイクに問題を与えたFWはいただろうか?ここ数日の間にムバッペ、ハーランドと対戦しているが、彼は葉巻でも吹いているかのような余裕ぶりで彼らを圧倒した」

足下の技術が安定している点もポイントが高い。何でも出来る現代的なセンターバックであり、全てのDFがお手本とすべき選手と言えるだろう。

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