カラバオカップでは2試合で3ゴール
アーセナルでプレイする17歳のイーサン・ヌワネリはその巨大な才能から将来を期待されている選手の1人で、チームメイトであるガブリエウ・ジェズスもこの若き至宝への期待を語った。
15歳と181日でデビューし、プレミアリーグ最年少デビュー記録を塗り替えた逸材ヌワネリ。今シーズンはトップチームに名を連ねる17歳はプレミアリーグでは4試合の出場でプレイ時間は23分と限られているが、カラバオカップでは170分プレイしており、現在2試合で3ゴールをマーク。試合を経るごとに同選手の注目度は高くなっている。
そんなヌワネリをジェズスはマンチェスター・シティ時代にチームメイトだったフィル・フォーデンとコール・パルマー(現チェルシー)に姿を重ねている。フォーデンとパルマーは今ではリーグを代表するスターとなった2人だが、若い時から安定した出場時間を確保していたわけではない。
2人の成長していく姿を目の当たりにしたジェズスはヌワネリも同じ道を歩むことを期待し、成長の手助けをしたいと考えているようだ。
「私はフィルやコールのような特別な若者たちと一緒に仕事をしてきた。またシティのジェイムズ・マカティーもそうだ。彼もとても優秀だ。だから、練習や試合でイーサンを見るのはいいことだ。なぜなら、私はフットボールのファンだからね」
「だから、若いのにこういう資質を持っている人を見ると、うれしくなるし、当然、どんどん成長してほしいと思う。それから、彼が個人的に何か必要としていることがあれば、私は27歳なので彼を助けるためにここにいる」
「フィルのような人がチャンスを待っているのを見ていたが、今、フィルを見てよ。彼は世界でも最高の選手の一人だ。だから、イーサンが芝生の上で努力を続け、活躍してくれることを願っている。そうすれば、彼が輝くのは時間の問題だ」(英『THE Sun』より)
ヌワネリにフォーデンやパルマーのような選手への成長を期待するジェズス。一方で上述した2人もそうだったように、忍耐強くチャンスを待ち、出番が回ってきた時のための準備を続けなければならないとも語った。
ミケル・アルテタ監督やクラブもまだ17歳で体が出来上がっていないヌワネリの起用には慎重な姿勢をとるだろうが、クラブの未来を期待されるアーセナルの新星はこれからどのような選手へと成長を遂げるだろうか。