フリックの “補佐的役割”を期待? バルセロナはフリック・バイエルンの司令塔だったチアゴの獲得を検討か

リヴァプールでは怪我に苦しんだチアゴ photo/Getty Images

今夏にリヴァプールを退団

シャビ・エルナンデス監督の退任を正式に発表したバルセロナ。後任は元ドイツ代表指揮官であるハンジ・フリック氏になることが濃厚だ。

そんななか、スペイン『as』によると、バルセロナは今夏リヴァプールを退団したチアゴ・アルカンタラの獲得に興味を持っているようだ。元バルサのチアゴは2020年夏にバイエルンからリヴァプールへ移籍を果たすも、イングランドでは怪我に悩まされ、本来のパフォーマンスを発揮できず、退団となった。

33歳のファンタジスタは今夏の去就が注目されており、チアゴ自身はまだヨーロッパのトップレベルでのプレイを望んでいると考えられている。フリーで獲得が可能となるチアゴだが、バルサは新監督就任間近のフリックの補佐的役割を期待しているようだ。フリックはバイエルンを指揮していた際にチアゴとは仕事をしており、フリック・バイエルンを代表する選手の1人でもある。
そんなチアゴはドイツ語とスペイン語に堪能なことから、バルサはドイツ人指揮官のフリックと選手たちを繋ぐ役割を期待しているようで、デコSDやサッカーエリアコーディネーターのボージャンのリストに名を連ねているとのこと。チアゴの他には同じくバイエルンでフリックと共に仕事をした経験を持つハビ・マルティネスや元バルサでドイツでプレイ経験もあるマルク・バルトラも候補には入っているようだ。しかしチアゴには接触しているものの、マルティネスやバルトラとは現在接触はなく、あくまで候補に名前が挙がっているだけだという。

指揮官と選手たちの意識を共有し繋ぐ役割としてフリックの考えを理解し、バルサのことをよく知るアカデミー育ちのチアゴは適任のようにも思える。ただデコ氏はキャリアを終えようとしている選手をアシスタントのような役割で獲得するのをベストだと考えているようであり、まだプレイを続けたいチアゴとの間でズレは生じてしまうかもしれない。またクラブにはこの計画に消極的な人もいるようだが、バルサは新監督の下、どのような夏を過ごすことになるのだろうか。

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