ドク&グリーリッシュのポジション争いに伏兵の存在  指揮官の期待に応えたボブがレギュラー争いに名乗りを上げる

決勝ゴールを決めたボブ photo/Getty Images

プレミア初ゴールを記録

マンチェスター・シティはプレミアリーグ第21節でニューカッスルと対戦し、3-2の逆転勝利を収めた。

この試合20分ほどの出場ながらも1ゴール1アシストの活躍を見せたMFケビン・デ・ブライネの活躍も見事であったが、82分から出場したFWオスカー・ボブも逆転ゴールを決めて素晴らしい活躍を見せた。

プレミアリーグ初ゴールを飾ったボブは、交代で出場するときにペップ・グアルディオラ監督に得点をとってこいと言われていたことをクラブの公式で振り返っている。
「素晴らしい気分だよ。ベンチから見ているだけでも、ハイテンポな試合だった。出番を告げられたとき、監督から『得点してこい』と言われたんだ。ありがたいことに、それができた」

「(プレミアリーグで得点するのは)生涯の夢だ。世界最高のチームでそれを実現するなんて、説明できないよ。試合中ずっと彼ら(シティファン)の声が聞こえていた。今日は彼らが私たちを大いに助けてくれた。感謝を言わなければならない。この勝利は彼らのものだ」

ボブのポテンシャルは出場するたびに多くの注目を浴びている。同選手はドリブルだけではなく、周りの選手と連携が素晴らしいのも特徴だ。FAカップのハダースフィールド戦ではデ・ブライネのオーバーラップに完璧なタイミングで出したパスもだが、今回の抜け出しのタイミングも抜群だった。

前節のシェフィールド・ユナイテッド戦では2点目のきっかけとなるフォーデンへのパスを出したのもボブだ。右でも左でも抜群の存在感を見せているボブ。左ウイングはFWジェレミー・ドクとFWジャック・グリーリッシュの2人によるポジション争いかと思われたが、ボブも定位置を狙えるクオリティを備えていると考えていいだろう。

今シーズンは公式戦14試合で2ゴール2アシストを記録しているボブ。このパフォーマンスが続けば、出場機会ももっと増えてくるだろう。タレント揃いのシティの攻撃陣の中で、ポテンシャルを示すボブはシーズン後半も注目すべき選手の1人だ。


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