成長期の久保建英 マジョルカで67試合6G8A→ソシエダで42試合9G9Aへと急成長

レアル・ソシエダで活躍する久保建英photo/Getty Images

自分を更新し続ける久保

スペインのサッカー最高峰ラ・リーガのレアル・ソシエダでプレイする日本代表久保建英。今季42試合9ゴール9アシストを記録しており、二桁得点に迫る勢いで活躍している。

久保は多くの得点に絡む活躍で、今季MOMを獲得した回数は9回でラ・リーガトップ。攻守においてチームに貢献し、久保の活躍もあり、現在ソシエダはCL出場権を獲得できる4位につけている。

今季からソシエダでプレイしている久保。昨季まではレアル・マドリードからマジョルカにローンで所属していた。しかし昨季の久保は怪我の影響もあり31試合2ゴールと苦しいシーズンを過ごした。ビシャレアルとヘタフェにローン移籍した20−21シーズンを除き、昨季と19−20シーズンのマジョルカでの全試合67試合で久保の記録は6ゴール8アシスト。今季の久保は、1シーズンでゴール数もアシスト数もマジョルカでの自身の記録を上回ることに成功したのだ。
幼少期をバルセロナの下部組織で過ごし、早い段階で大きな期待を背負っていた久保。なかなか記録が伸ばせない状況で感じた葛藤は常人には計り知れない。

2019年にデビューしたA 代表。しかし久保の代表初ゴールは2022年の6月。初ゴールまでに約3年もかかったのだ。当時初ゴールを決めた久保はインスタグラムを通して安堵の意を伝えており、多くのファンが祝福した。

21歳という若さで苦しい時期をたくさん経験している久保。今季はその苦しさ、悔しさの中で積み上げた成果を発揮し始めているのではないだろうか。そんな久保にはまだまだ伸び代しかないのだろう。今後も成長していく久保建英が楽しみだ。

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