リヴァプールはFAカップ4回戦でブライトンと対戦。前半にハーヴェイ・エリオットが先制ゴールを決めたものの、ルイス・ダンクと三笘薫にゴールを許して1-2と敗れた。
フィルジル・ファン・ダイクの離脱によってここ数試合はジョー・ゴメスとイブラヒマ・コナテがセンターバックのコンビを組んでいる。スピードと強さを誇る若き両DFはリヴァプールの将来を感じさせるが、それとともに課題も見えている。
特にゴメスのクリアは一つ狙われてしまう部分だろう。ブライトン戦で顕著に見られたのが、80分のプレイ。ブライトンが右サイドから突破すると、ソリー・マーチがクロスを送る。ゴメスはダイレクトでクリアするも、ボールを拾われてしまい、エヴァン・ファーガソンにシュートを打たれた。
ゴメスはクロスに対してグラウンダーで中央に短いクリアを選択したことで、相手にボールを渡してしまう格好になった。ファーガソンのシュートはコナテのブロックで事なきを得たが、大きくクリアするか短くとも外側にクリアできていればこのピンチは生まれなかっただろう。
右サイドバックやセンターバックでプレイするゴメスだが、いまのようなクリアは試合で度々見られており、チームとしてもピンチを迎えている。こういった課題を解決していくことで、より高い評価を得ることができるはず。さらなる成長に期待したい。