「日本戦に集中しなければならない」 前回大会GL敗退のドイツ代表には一分のスキもなし

格下日本との対戦にも油断はないようだ photo/Getty Images

ついに迎えるドイツ戦

23日、ついに日本代表のカタールW杯が幕を開ける。初戦の相手は強豪ドイツだが、日本はエンジン全開の彼らと戦わなければならないようだ。
 
2014年にブラジルW杯を制したものの、2018年ロシアW杯は決勝トーナメント進出すら果たせなかったドイツ代表。この大会の彼らは初戦のメキシコ戦を0-1で落としてしまい、2戦目のスウェーデン戦も後半アディショナルタイムまで同点という苦しい戦いを経験した。決勝トーナメント進出の可能性を捨てずに臨んだ3試合目の韓国戦では、何度も訪れた決定機を逃し続け、試合終了間際に悪夢の2失点。グループ最下位で大会を去ることになった。
 
ドイツ代表は今回のカタールW杯で、その二の舞をなんとしてでも避けたいはず。しかし、彼らは強豪スペインが同居するグループEに振り分けられており、初戦の日本戦や3試合目のコスタリカ戦で勝ち点3を得たいことだろう。
 
英『BBC』によれば、ロシアW杯の3試合全てに出場したバイエルン・ミュンヘンの27歳MFジョシュア・キミッヒが、日本戦に向けた意気込みを語っており、初戦の重要性を強調している。
 
「大きな大会で初戦を落とすと、大きなプレッシャーがかかる」
 
「もちろん、今回はもっとうまくやれたらと思っている。我々は多くを学んだ。偉大で素晴らしい選手や、過去に多くの成功を収めてきた選手、多くのトロフィーを獲得してきた選手を揃えることだけが重要ではないということをね」
 
「良いチーム、良いキャラクター、良いチームスピリットを持つことが必要なんだ。最高のチームでなければならない。最高のチームを作るのに、最高の選手は必要ないんだ」
 
「もちろん(2戦目の)スペイン戦は楽しみだ。最高レベルの試合だし、いつだって最高レベルで戦いたいからね。でも初戦の日本戦に集中しなければならないと思っている」
 
今大会では、優勝候補のアルゼンチンがサウジアラビアに敗れるという波乱がすでに起きており、日本はこのサウジアラビアの勝利にあやかりたいところ。しかし、これを知ったドイツがさらに気を引き締めた可能性も高く、日本の下剋上はより一層難しくなっていそうだが、一矢報いることはできるか。

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